そんな偉業を成し遂げた英雄がいる(いた)のは認めたうえで、「世の中を変える!」と息巻く向きには違和感がある。ひとりの人間が社会や世界を操作しようと宣うことには、おこがましさを覚えてしまうのだ。なんだか「夢を与える」にも通じる傲慢さが、ここからも臭ってくるような。―― 奢らず高ぶらず。いつだってこの胸を打ってきたのは、精一杯に、まっとうに生きようとする姿たちだったのだから。
だから私はもっと素朴な言葉のほうを信頼したい。たとえば「ありがとう」を贈りたい誰かと、「ありがとう」を贈ってくれる誰かに恵まれているのなら、生きる力が湧いてくるように思える。何かを変える力というのもまた、このような有り難い関係のなかから生まれてくるのだとも。
「ありがとう」って言いながら、生きていけたら幸せだ。
文豪・露伴、この生き方の達人によれば、私たちが幸福になるためには「惜福」「分福」「植福」の3つに努める必要があるらしい。
【1】惜福(せきふく)
幸せは一度に全て消費し尽くしてしまうのではなく、一部を惜しんで未来へと貯えておくことで、
さらなる幸せを呼べる。
【2】分福(ぶんぷく)
幸せは、独り占めせずに他人と分かち合うことで、長期的により大きくなる。
【3】植福(しょくふく)
自分の未来のみならず、社会の未来のためにも役立つことをすることで、
将来その2方向から大きな幸せを得られる。
環境問題や天然資源の枯渇は、未来世代に「惜福」できなかったことに起因しているのかもしれない。「分福」の工夫をしていたのなら、こんなに寂しくはなかったのかもしれない。今日、私たちが享受している幸せは、先人が植えてくださり、実ったものなのかもしれない。では明日の幸せを植えるのは?
イマジーン運営の目的は「有難うございます」をお届けしていくこと。荒地に、戦地に、被災地に手を差しのべられたNPOの職員各位と、彼らを応援することで社会に福を植えてくださろうとしている貴方に。それが私どもの「植福」になると信じております。
善意の押し売りと、不幸の見本市に堕さないよう、自戒していきたい。
株式会社 バーニングギャラクシー
代表取締役 仲山 紘史
★「利己時代」の反動からか近頃は「利他的なもの」が殊更祝福されていたりしますが、個人的にはうまいバランスで己にも他にも利せるときに幸福の女神が微笑んでくれる予感があります。イマジーンに御来訪くださった皆さまにも、何か特別なことを為そうとお構えになられるよりかは、ご自身の幸せを育むつもりになって、自然体で当サイトをご活用いただけますことを。開発者、運営者として、それに勝る喜びはございません。